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青いひつじ

ちびちびと、世界の平和をめざします

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宮沢賢治「おきなぐさ」

「オキナグサ」という花を知っていますか。

かっては本州でよく見られた山野草で
茎や葉の裏は白い産毛に覆われており、
光が当たると銀色に光って見えます。

春にうつむき加減の暗紫色の花を咲かせ、
そのあとにできる実には白い長い毛が生えており、
その様子をおじいさんの白髪頭にたとえて「オキナグサ」という名がつきました。

20080430オキナグサ




小岩井農場に行ったときに、
宮沢賢治が書いた小岩井農場にちなむ作品を展示してあって、

その中の「おきなぐさ」という童話を読んで
泣いてしまいました。
  ↓
宮沢賢治「おきなぐさ」


 あの花は真っ黒だという作者(賢治)に蟻が言う。
 「お日様の光の降るときには真っ赤に見えます」と。

 蟻はいつでも花を下からすかして見ているのだと気づく賢治。
 その小さいものへ注ぐまなざしのやさしさ。

 

 鳥をむさぼり喰うことも忘れて、
 オキナグサの可憐さに見とれる山男のかなしさ。

 
 
 そしてオキナグサとひばりとの出会い。
 自由に飛べるひばりと、じっとあたりを見ているオキナグサ。
 自由なものと不自由なもの、二つの魂の交歓。

 やがてオキナグサの花はふさふさした銀毛の実に変わり、
 風に乗って飛び立つのを待ちます。
 
 ひばり 「どうです。飛んで行くのはいやですか」
 オキナグサ「なんともありません。僕たちの仕事はもう済んだんです」
 「こわかありませんか」
 「いいえ、飛んだってどこへ行ったって野はらはお日さんのひかりでいっぱいですよ。
 僕たちばらばらになろうたって、どこかのたまり水の上に落ちようたって、
 お日さんちゃんと見ていらっしゃるんですよ

飛び立つことは、オキナグサが今までの生を離れることを意味する…
自らの死を前にした、そのさわやかな覚悟、明るい諦観。


そしてオキナグサが飛んでいったとき、
ひばりも天に向かって飛び立つ。
オキナグサの魂と一緒に…






慈愛とか、挺身とか、一期一会とか、輪廻転生とか、
いろんなイメージがわたしの頭の中に渦巻いて、

そして100年前から人の手で努力して作り上げられた小岩井農場の地に、
今自分がいてこれを読んでいる…
そんなことが胸にこみあげて


「なんで泣いているんだ」と不審がる夫に

「感動しちゃったのよお」と言って、

しばらくえぐえぐと泣き続けたのでした。





もうね、
年取るといろんなささいなことで、
涙があふれて困る。



どこでいつ泣きだすか分からない。





でも今までのわたしの人生があってのことだから
ま、
いいか

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Comment

[365]

お元気ですかあ。
わが故郷は気に入っていただけたでしょうか。GW帰省して会いたかったわ。
最近の私は理想を胸に抱きながら、厳しい現実と日々向き合っています。きっつい・・・。理解するってむずかしことだねー(涙)
朝7時出勤で9時(もちろん夜)帰宅の毎日・・・・。もうおばさんなんだから体がもちませんがな(TT)
あー、じゃじゃめん・冷麺食べたいっ!!

[366]

りんごちゃん、元気~?i-179
わたしはこっちで楽しくやってます。
盛岡良いとこですねえe-266
いろいろ見所食べどころを開拓しておくんで、
わたしがいる間に
みんな遊びに来てくれるといいな♪

理解するってむずかしーね、
なじむには、続けていくしかないんだろうかね。
でも体に気をつけて!

麺セット送ろうか?

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