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モディリアーニ夫妻の愛と哀しみの日々

職訓が終わり一ヶ月ほどたちますが、
だらだらと過ごしております。

先週は芸術の森美術館の
「モディリアーニと妻ジャンヌの物語」展を見てきました。


イタリア出身の32歳の画家アメデオ・モディリアーニは
パリで18歳の画学生ジャンヌと出会い、恋に落ちる。

秘密の同棲を始める二人。
子どもが生まれ、
ジャンヌの家族にも認められ、
結婚を約束するも、なぜか踏み切れないアメデオ。

今ではこんなに有名なモディリアーニだけど、
当時は全然売れず、貧困の生活。
生来の虚弱さに加え、酒と麻薬に溺れて
精神錯乱に陥るアメデオ。

やっと絵が売れ出し希望が見えてきたと思った矢先、
モディリアーニは倒れて意識不明になり、
そのまま次の日に亡くなるのです。

そして2日後、
ジャンヌはアパートの窓から飛び降りて、
アメデオの後を追います。


幼い子どもを残して、
支えてくれる家族を残して、
おなかの二人目の子どもを道連れに、

アメデオと共に終わることを選んでしまったジャンヌ。

なんて完璧な悲劇なんでしょう。



出展作自体は、
おなじみのモディリアーニの油絵を見たい方には
物足りないかもしれません。
でもモディリアーニが描いたジャンヌの肖像やスケッチが
たくさん出ていて、

きらきらと輝きながら壊れていく、
2人のはかない日々を彷彿とさせます。

そして
ジャンヌの遺族が秘蔵していた
ジャンヌのスケッチなどの作品が多数出品されています。

意外にも
ジャンヌはとても才能のある画家さんだったのですね。

死の直前の昏睡したモディリアーニを描いた
ジャンヌのスケッチが残っているのですが、

眠るモディリアーニの表情は
病気の子どものようで
それを見つめるジャンヌのまなざしは
幼子を見つめる慈母のように
愛も憎しみも、あせりもあきらめも
すべて包み込むようにやさしく、

でも正確なデッサンは、冷徹な芸術家の目でもあり、
並ならぬ力を感じさせました。


早死にしなければジャンヌは大家になっていたのではないでしょうか。

とてももったいないと思うんだけど…。
(ダンナと見に行ったの。
ダンナも「あのかあちゃん、もったいないな」と言ってた。
「かあちゃん」かよ…?)


芸術家夫婦(カップル)って、
わかりあえて良さそうと思いきや、大変だよね。

高村光太郎&智恵子とか
ロダン&カミーユ・クローデルとかね。
弱いほうがつぶれてしまうような気がする。
(幸せなカップルもたくさんいるんでしょうけど?)

同じものを目指しているようで、
突き詰めれば実は違っていて…、
そこで妥協が出来ないからかな。

モディリアーニ夫妻の場合は、
アメデオのほうが才能はあったけど、
ジャンヌのほうが内面的には強かったように感じる。

ともあれ
出会いから死までわずか3年、
とてもとても濃い時間ではあったでしょうね。



展覧会は8月5日までですので、
完璧なロマンスにひたってみたい方、
ぜひ見に行かれてくださいませ
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